「私は、ただ旅をしたかったのだ。どこか遠くへ行きたかったのだ。それがどんなところであれ、とにかくこの日常から抜け出したかったのだ」
― 沢木耕太郎『深夜特急』(新潮文庫)より
チェンマイへ行くなら、一度は寝台列車で移動してみてほしい。
飛行機より安く、バスより快適。夜に乗って、朝には目的地。移動時間をそのまま睡眠に使えるのが最大のメリットだ。
この記事では、タイ国鉄の寝台列車をオンラインで予約する方法をステップごとに解説する。
予約はここから

公式予約サイト:dticket.railway.co.th
タイ国鉄の公式オンライン予約サイト。
まず画面右上から ENGLISH に切り替えること、操作しやすい。
会員登録

予約にはアカウントが必要。初回のみ登録が必要だ。
入力時の注意点:
- Foreigner(外国人)をON
- IDはパスポート番号で登録可
- 登録後にメール認証が届く → 迷惑メールフォルダも確認(筆者も迷惑メールフォルダで受信していた)
登録が完了したらログイン。
路線・日程を検索する

「Login」でログイン後、トップページから検索できる。
| 入力項目 | 内容 |
|---|---|
| Route(路線) | ALL に設定する |
| Origin(出発駅) | 例)バンコク発:Krung Thep Aphiwat |
| Destination(到着駅) | 例)チェンマイ行き:Chiang Mai |
| Date(日付) | 乗車日を選択 |
入力したらSearchで検索。
バンコク発の注意点:駅名がややこしい
バンコク起点の場合、出発駅は 「クルンテープ・アピワット中央ターミナル」 が正解。
旧称は「バンスー中央駅」。サイトでは Krung Thep Aphiwat と表示される。
アクセス:
Krung Thep Aphiwat Central Terminal
336 Soi Kamphaeng Phet 2 Road, Chatuchak, Bangkok
MRTブルーライン・バンスー駅 / SRTダークレッドライン・バンスー駅 直結
列車・出発時刻の選び方

検索結果に複数の列車が表示される。寝台列車なら 20時台・22時台発 がおすすめ。
22時台発がベスト:
チェンマイのゲストハウスは14時チェックインが多い。22時発なら12時頃に到着 → チェックインまでの待ち時間が少なくなる。
20時台発でも問題なし:
荷物が少なければ、到着後にすぐに町へ繰り出してもOKだし、
ゲストハウスに、チェックイン前でも荷物だけ預かってもらえることがほとんど。
座席タイプ:Sleeping Coachを選ぶ

座席タイプはいくつかあるが、選ぶべきはここ。
2nd Class Air Coach Type Sleeping Coach
1st Classでもよいが、「Sleeping」がついていないと横になれない。寝台列車に乗るなら必ずSleepingを選ぶこと。
Lower Berth(下段)を必ず選ぶ
座席選択画面で、Lower Berth(下段) を選択する。

| 区分 | 上段(Upper) | 下段(Lower) |
|---|---|---|
| 窓 | なし | あり |
| 揺れ | 激しい | 比較的安定 |
| はしご | 急で危険 | 不要 |
| 料金差 | ― | +約70バーツ(約350円) |
70バーツ(350円)の差で、これだけ快適さが変わる。下段一択。
車両は1・2から選択可能。右にスクロールすると空席が表示されるので、緑色のLower Berthを選ぼう。
乗客情報の入力
座席を選んだら乗客情報を入力する。

- 会員登録済みなら自動入力される項目が多い
- Foreigner(外国人)をONにすること
- パスポート番号・氏名・メールアドレスを確認
カード支払いで完了
入力確認後、カード情報を入力して支払い。完了するとメールが届く。

印刷は不要。
チケットには「must carry printout」と書いてあるが、実際はスマホで予約画面を見せるだけで車掌のチェックは通過できた(筆者の実体験)。念のためPDFで保存しておけば安心だ。
まとめ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| ① | dticket.railway.co.thにアクセス・英語に切り替え |
| ② | 会員登録(Foreignerオン・パスポート番号で可) |
| ③ | 路線ALL・出発駅・到着駅・日付を入力して検索 |
| ④ | 20〜22時台発を選ぶ |
| ⑤ | Sleeping Coachを選択 |
| ⑥ | Lower Berthを選択 |
| ⑦ | 乗客情報入力 → カード決済 → 完了 |
次の記事では、乗車当日の動きを解説する。

