きれいに整ったナイトマーケットもいいが、やっぱり地元民が行く店に行きたい。
その夜、ホテルに帰る途中に迷い込んだのが、ナラティワート・ラーチャナカリン通りのソイ1だった。
圧倒的な串の種類と量

路地に入った瞬間、目に飛び込んでくるのは圧巻のグリル台だ。
ムーピン(豚串)、タブ(レバー)、ルークチン(肉団子)、イカ、手羽先、鶏の皮、サバ、干しナマズ……ざっと20種類以上が、炭火でじっくり焼かれて並んでいる。照りと焦げ目が、離れた場所からでも食欲を直撃してくる。
これが「ピチット・バーントン(พิชิต บังทอง)」。タレ9種のムーピン専門店として、地元民に長年愛されてきた屋台だ。
タレ9種・野菜が無料


席に案内されてから気づく。テーブルにトレーが置いてあって、ガラス容器が9つ並んでいる。
全部タレだ。全部無料だ。
- น้ำพริกปลาร้าสับ(プラー・ラー刻みタレ)
- น้ำพริกหนุ่ม(青唐辛子タレ)
- น้ำพริกแมงดา(タガメタレ)
- น้ำจิ้มเปรี้ยวหวาน(甘酸っぱいタレ)…など全9種
さらに野菜も食べ放題。きゅうり、空芯菜、レタス、青唐辛子、漬け野菜がどっさり。串を頼むだけで、タレも野菜もついてくる。このシステムの太っ腹さに、思わず笑ってしまった。
ムービン×ビール=優勝



この屋台、アルコールの販売はない。でも心配はいらない。徒歩1分以内にセブンイレブンがある。ChangでもSinghaでも好きなものを買って、そのまま席に持ち込める。
冷えた缶ビールを片手に、炭火の串をほおばる。タレをつけて、野菜をかじって、また一口。これ以上に必要なものが思いつかない夜がある。
値段
| メニュー | 価格 |
|---|---|
| 串(1本) | 15〜25バーツ |
| 数本まとめて | 65〜75バーツ |
| 野菜・タレ | 無料 |
| ビール(セブン) | 50〜70バーツ |
近くのナイトバザールと比べると、価格が全然違う。しかも味のほうが明らかに上だった。
バンコクの普通の夜がここにある

道路脇にテーブルを並べただけの、飾り気ゼロのスタイル。バイク便のお兄ちゃん、近所の家族連れ、仕事終わりのサラリーマン。観光客は自分だけだった。
セブンで買ったSinghaを開けて、タレをつけた串をほおばる。隣のおじさんが何も言わずに青唐辛子を勧めてくれた。
「あ、これでいい」と思える夜だった。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | ピチット・バーントン(พิชิต บังทอง) |
| 場所 | ナラティワート・ラーチャナカリン通り ソイ1、バンラック区 |
| 営業時間 | 24時間営業 |
| 予算 | 串+セブンビールで150〜200バーツあれば十分 |
| 受賞 | Wongnai Users Choice 2024 |
バンコクに来たら、一度はナイトバザールじゃなくてこっちに来てほしい。本当の屋台飯がここにある。

