チェンマイでもNo1なカオソーイ。
カオソーイは、北タイを代表する国民食。ココナッツミルクベースのカレースープに、揚げ麺と茹で麺の食感を一皿で楽しめるのが特徴だ。地元で長く愛される名店があると聞いて、チェンマイ旧市街から少し離れたローカルエリアまで足を伸ばしてみた。
行列ができる人気店|Khao Soi Lung Prakit Kad Kom

店先に着くと、すでに数人が固まって並んでいた。一瞬「これは待つやつか」と身構えたが、列に聞いてみると、並んでいたのは食後の会計待ちの列とのこと。おかげで待たされることなく、そのまま店内へ案内してもらえた。行列を見て諦めてしまうのはもったいない店だ。
店内


店内は昔ながらの食堂といった雰囲気で、天井の扇風機が効いた空間に地元の常連客が次々と座っていく。観光客の姿はほとんど見当たらず、地元価格・地元の味を求めるならここは間違いない一軒だ。
QRコードで、オーダー

席に着くと、番号入りのクリップボードが渡される。QRコードをスマホで読み込むと注文専用サイトが開き、そこからメニューを選んで自分で注文する仕組みだ。会計はテーブルではなく、食べ終わったあとにこのクリップボードをレジへ持っていくスタイル。
メニューはチキン・ビーフ・ポークの3種

メニューはカオソーイのチキン・ビーフ・ポーク、それぞれのミックス、さらに肉団子(ルークチン)バージョンや、鶏の油飯(カオマンガイ寄り)、麺料理まで揃う。値段は通常サイズで60〜70バーツ(約300〜350円)が中心で、ローカル価格の安さがうれしい。


注文サイトには写真付きでメニューが並んでいて、タイ語が読めなくてもビジュアルで選べるのがありがたい。今回選んだのは「ข้าวซอยเนื้อ(ビーフカオソーイ)」の70バーツ(約350円)。麺とスープを増量できる「特盛」オプション(80〜90バーツ)もあった。

ビーフカオソーイをオーダー

運ばれてきたビーフカオソーイは、揚げ麺がこんもりと山盛りになった見た目のインパクトが強い。スープを一口すすると、ココナッツミルクのまろやかさとスパイスの香りが一気に広がる、しっかりと深みとコクのある味わいで、No.1たる所以だ。

チキンではなくビーフを選んだのも正解だった。柔らかく煮込まれた牛肉がスープにしっかり負けない存在感を出していて、麺と絡めるたびに満足感が増していく。


添えられたライムを搾り、紫玉ねぎや高菜の漬物を好きなだけ加えて味変できるのもうれしいポイント。酸味を足すとスープの印象がぐっと軽やかになり、最後まで飽きずに食べ切れた。


カレーペーストは量り売りでお土産にも

店の一角では、カオソーイの決め手となるカレーペーストを量り売りしていた。100gから購入でき、自宅で同じ味を再現したい人には嬉しいお土産候補になりそうだ。


厨房を覗くと、大量の鶏肉やスープの仕込みが進んでいた。これだけの量を毎日回しているのだから、人気店の忙しさが伝わってくる。(繁忙時間がすぎていたので、店員さんが撮影してくれた 笑)


メニューボードには「飲み水は無料・セルフサービス」との案内もあり、暑いチェンマイの昼下がりにはありがたい心遣いだった。
子連れにうれしい、有料エアコン席
店の奥には、扇風機の屋外席とは別に、エアコンの効いた個室スペースが用意されている。利用料は1人10バーツ(約50円)で、トイレもこちらの利用者向け。金額を専用のボックスに入れるセルフ精算方式だ。



小さな子ども連れや、タイの暑さがまだ厳しい人には、このエアコン席がおすすめ。屋外の活気ある雰囲気と、快適さを取れるエアコン席、どちらも選べるのがこの店の懐の深さだと感じた。
評価
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| テイスト | ★★★★☆ |
| 価格 | ★★★★★ |
| ロケーション | ★★★☆☆ |
| 清潔さ | ★★★★☆ |
| リピート度 | ★★★★★ |
まとめ
Khao Soi Lung Prakit Kad Komは、観光客向けの華やかさよりも、地元の暮らしに根づいた確かな味を求める人にこそおすすめしたい一軒。行列を見ても怯まず、まずは店先で状況を確認してみてほしい。ビーフカオソーイのコクのある一杯と、有料エアコン席という選択肢の広さは、家族連れにも一人旅にもちょうどいい。
SHOP INFO
| 店名 | Khao Soi Lung Prakit Kad Kom |
| エリア | チェンマイ |
| 価格帯 | 60〜90バーツ(約300〜450円) |
| おすすめ | ビーフカオソーイ(70バーツ) |

