【チェンマイ|博多焼鳥バリうま】博多スタイルの串焼きと、名物の揚げ鶏皮串を居酒屋で。

名物バリうま串、揚げ鶏皮 アジア

キャッチコピーは「昼から飲めるパラダイス」。

チェンマイ旧市街の北東、シーポムエリアにある博多焼鳥バリうま(Yakitori Bari Uma)を訪れた。博多スタイルの串焼きを軸にした日本の居酒屋で、地元で人気が高く、予約なしでふらっと入ると30分ほど待つことになった。今回は、串焼きとマグロの盛り合わせを中心に注文したので、レポートする。

木ルーバーが目印の店構え

店構え全景、木ルーバーの外壁
木ルーバーの外壁とテラス席

建物の2階部分を覆う木ルーバーが、夜になると温かい照明で浮かび上がる。
1階では、テラス席が並び、手前にはバイクがずらりと駐輪されていた。訪問時も地元や外国からの家族連れがテラス席で食事をしていて、地元の人はもちろん、観光客からも支持されている様子がうかがえる。

バリうまの看板ロゴ
ニワトリのロゴと「昼から飲めるパラダイス」の一文

看板には「博多焼鳥 バリうま」の文字とニワトリのロゴも添えられている。「バリうま」は博多弁で「バリ=とても」「うま=美味しい」を意味する言葉で、メニューにもその由来が英語で説明されていた。誰でも一度で覚えられる、シンプルで分かりやすい店名だ。

ガラス戸越しに賑わう店内

入口ドア越しの店内
格子ガラス戸の入口から中の賑わいが見える

入口の格子ガラス戸越しに店内を覗くと、カウンター席と、テーブル席が埋まっていた。平日の夜でもこの賑わいなので、週末はさらに混み合うだろう。メニューには博多串焼きの豆知識も書かれていて、東京では串の間に長ねぎを挟むのが定番だが、博多スタイルでは玉ねぎを使うのだそうだ。塩派が多いのも博多流で、味付けは「塩」が主役という一文も添えられていた。こうした小ネタを読みながら待つのも、居酒屋らしい楽しみ方だと感じた。

メニュー|おつまみと串焼き

メニュー表紙、富士山イラスト
富士山イラストで目を引くThe 日本のメニュー表紙

メニューは日本語・タイ語・英語の3言語表記で、写真付きなので言葉が分からなくても注文しやすい。おつまみページには、やみつききゅうり・やみつきキャベツ・自家製ポテトサラダ・枝豆・キムチが並ぶ。どれも48〜58バーツ(約240〜290円)と手頃な価格で、ビールのお供にちょうどいいラインナップだ。自家製ポテトサラダは人気のようで、売り切れていた。

メニューのおつまみページ
やみつききゅうりやポテトサラダなどのおつまみページ

串焼きページには野菜巻き串、塩・タレ各種の定番串、そして店の名物「バリうま串(揚げ鶏皮)」が並ぶ。バリうま串は1本8バーツ(約40円)と激安だ。

メニューの串焼きページ
名物バリうま串と定番の塩・タレ串が並ぶページ
メニュー価格
やみつききゅうり48THB(約240円)
やみつきキャベツ48THB(約240円)
自家製ポテトサラダ58THB(約290円)
枝豆48THB(約240円)
キムチ48THB(約240円)
野菜巻き串各種25THB(約125円)
バリうま串(揚げ鶏皮)1本8THB(約40円)
タレ串各種(ねぎま・レバー・かわ等)15THB(約75円)
塩串各種(もも・ねぎま・レバー等)15THB(約75円)

ドリンクメニューも充実していて、ハイボール89バーツ(約445円)、大瓶のChangビール68バーツ(約340円)、日本酒1合130バーツ(約650円)など一通り揃う。「角ハイボール」や「ビームハイボール」のような、日本の居酒屋でおなじみの定番メニューがそのままタイに再現されているのもうれしい。

メニューのドリンクページ
ハイボールから日本酒まで揃うドリンクページ

まずはChangビールで乾杯

Changビールとポテトサラダのオーダー票
氷入りジョッキで提供されるスタイル

席に着いてまず頼んだのは大瓶のChangビール。氷入りのジョッキで提供されるので、ここばかりは、日本ではなく、タイを感じるが、暑いチェンマイの気候でも最後までキンキンに冷えたまま飲める。テーブルにはオーダーの控えが置かれ、注文の抜け漏れがないよう配慮されている点も安心感があった。

串焼き|ねぎま系とレバーをオーダー

ねぎま系の串と味噌だれの串
刻みねぎをのせたもも(タレ)(左)と、ねぎまの味噌だれ添えの串(右)

最初に運ばれてきたのは、刻みねぎをたっぷりのせたもも(タレ)と、ねぎま(塩)に味噌だれを添えた串の2皿。炭火の香ばしさがしっかりついていて、たれの甘辛さとねぎの香りが噛むたびに広がる。ビールのつまみとして申し分ない一皿だった。

レバーの串、味噌だれ添え
味噌だれをつけて食べるレバー串

砂肝は、下味がしっかりついていながらもクセが少なく、味噌だれをつけるとさらにコクが増す。焼き加減も絶妙で、パサつかず、しっとりとした食感に仕上がっていた。また、この味噌ダレがお酒にあい、これだけをおかわりさせていただいた。お酒が進むナイスな調味料だった。

ビールジョッキと串焼き2皿
串焼きとビールの組み合わせは間違いない

なんこつ(塩)も届き、焼き鳥×ビールの優勝セットがどんどんお酒が進む。

名物・バリうま串(揚げ鶏皮)

名物バリうま串、揚げ鶏皮
うねった衣が特徴の名物バリうま串

この店の名物、バリうま串が到着。鶏皮を衣で揚げてスパイスをまぶした串。一口かじると、外側はカリッと軽く、中の鶏皮は脂の旨みがしっかり残っており、甘辛の中に、白胡椒のピリッとした刺激が後を引き、噛むほどにビールが進んだ。1本8バーツという安さも相まって、何本でも食べられてしまう危険な串だ。

また、カウンター席では、駐在員らしき客がバリうま串を肴に一人で晩酌をしている姿もあった。観光客だけでなく、チェンマイ在住の日本人にとっても、仕事帰りにふらっと立ち寄れる貴重な店なのだろう。そんな光景を眺めながら飲むビールは、旅先でも不思議と落ち着く時間になった。

マグロの盛り合わせ

マグロの盛り合わせ1
ねぎとろ・ぶつ切り・スライスの3種盛り

串焼きだけでなく刺身メニューもあり、マグロの盛り合わせを注文した。ごま和えのぶつ切り、スライス、ねぎとろの3種が一皿に盛られ、大根のつまと海苔、薬味も添えられている。内陸のチェンマイでこのクオリティの刺身が食べられるとは思っていなかったので、正直驚いた。

せっかくなので、ねぎとろは海苔で巻いて食べることにした。まずぶつ切りのねぎとろに、刻みねぎと薬味をのせる。

ネギトロを海苔で巻く手元1
海苔にねぎとろをのせていく
ネギトロを海苔で巻く手元2

海苔で包んでひと口サイズに整え、そのまま口に運ぶ。パリッとした海苔の食感と、とろけるねぎとろの脂がよく合う。手巻き寿司感覚で楽しめるのも、一人飲みには嬉しいポイントだ。

野菜串とシメの料理

揚げ物系の串2切れ
えのき串

串焼き・刺身と食べ進めたあと、やさい串も追加注文。たっぷりのえのきをベーコンで包んだえのき串は、中はジューシーで、外はさっくりで、こちらもビールとの相性が良い。何を頼んでも安定して美味しいというのが、この店の強みだと感じた。

そぼろと炒り卵の丼
シメに頼んだそぼろと炒り卵の丼

最後のシメには、そぼろと炒り卵、刻みねぎをのせた2色丼の一皿を頼んだ。味付けは優しく、串焼きで満たされた胃に染み渡る。居酒屋のシメらしい、ほっとする一品だった。

仕事の丁寧さが光る、日本のクオリティ

博多焼鳥バリうまは、串焼き・刺身・シメの丼まで、どのメニューも仕込みと火入れが丁寧で、タイにいながら日本のクオリティをそのまま味わえる店だった。名物のバリうま串は1本8バーツと破格の安さながら、味は本格的。

だいぶ飲んでしまって、会計金額こそメモできなかったが、注文した品数を考えると相当リーズナブルだったはずだ。予約なしで訪れて30分待った甲斐のある、満足度の高い時間になった。

一人飲みでもふらっと入りやすく、カウンターで静かに一杯やるもよし、テーブル席でカップルや家族で、2階もあるようだったので、グループ盛り上がるもよし。チェンマイで日本の居酒屋気分を味わいたくなったら、迷わず選びたい一軒だ。

料金・評価

項目評価
価格★★★☆☆
ロケーション★★★☆☆
テイスト★★★★☆
清潔さ★★★★☆
リピート度★★★★☆

SHOP INFO

項目詳細
店名博多焼鳥 バリうま(Yakitori Bari Uma)
住所3/8 Autsadathorn road T.Sriphoom, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
営業時間11:30〜(詳細な閉店時間は要確認)
予約不可(当日先着、混雑時は待ち時間あり)
価格帯8〜130THB(約40〜650円)
おすすめバリうま串(揚げ鶏皮)8THB

📍地図