【チェンマイ|THE YARD】歴史的な古都に咲く、チェンマイNo.1のホステル

タルチョが飾られた中庭 アジア

北方の薔薇にて、The Yarderになる。

チェンマイのTHE YARD(บ้านญาติ โฮสเทล เชียงใหม่)に2泊した。旧市街の中心にあり、ワット・ケートエリアの住宅街に建つホステルでアクセスも抜群。また、バンコクにも姉妹店を持つ。今回泊まったの8人部屋の混合ドミトリーをレポートする。

竹垣のゲートをくぐって

通りに面した鉄製のゲートに「THE YARD」のプレートが掲げられている。両脇には併設ネイルサロン「HEMEL」の案内も並び、ゲートの先は木々に囲まれたアプローチで、奥に木造の建物が見え隠れする。

THE YARDの入口ゲート看板
通りからそのまま入れる鉄製ゲート

看板にはタイ語で「บ้านญาติ โฮสเทล เชียงใหม่」と併記されている。直訳すると「親戚の家」を意味する言葉で、初めてでもアットホームな空間が、まさにそこにある。

タイ語で「โฮสเทล」と併記された看板
ロゴの下にタイ語表記が添えられている

ここの門を抜けると視界が開け、中庭の様子が見えてくる。

竹垣のゲートとCHECK-IN案内
ゲート越しに見える中庭
ゲートの先に広がる敷地

受付とヨガクラスの案内

受付は簡素な小屋で、カウンターの上に様々な案内や、オリジナルグッズが吊るされている。

フロント受付とグッズ陳列
緑のカーテンが目印の受付小屋
THE YARD BANGKOKの案内とヨガクラス告知
バンコクの姉妹店に関する掲示もある

受付脇の壁には「WE DON’T OFFER DEALS − WE OFFER MEANING」の掲示。直接予約をすると宿泊料金が7%割引になり、同じく7%が近隣のカレン族コミュニティへの森林火災防止支援に充てられる仕組みが説明されている。

ぜひ直接公式サイトからの予約をおすすめする。

The Yard Chiang Mai Hostel | Stay in Lanna Style Rooms in the Old Town
Stay at The Yard Chiang Mai A quiet eco-friendly retreat in the Old Town near cafes, bars, and temples. Community, comfo…
直接予約でカレン族支援になる案内ボード
直接予約が地域支援につながる仕組みの掲示

バンコクに本店をおき、チェンマイが姉妹店。バンコクのTHE YARDに魅了され、チェンマイのTHE YARDにくるバックパッカーも多く、私もその一人。
また、受付では宿泊者向けのオリジナルグッズも販売している。バンダナ390THB(約1,950円)、キャップ590THB(約2,950円)、Tシャツ690THB(約3,450円)。

オリジナルグッズの値札
バンダナとキャップ、Tシャツが並ぶ

カウンターには「YARD JOURNAL」のノートとチップボックスも置かれている。宿泊者が書き残したメモや手紙を綴じるノートで、デジタル化された今日では珍しい光景。

YARD JOURNALの案内とチップボックス
ヨガクラスの案内

カウンター脇には「YOGA CLASS」の案内。無料のヨガクラスがあり、参加はスケジュールを確認して受付でサインアップする方式だ。実際に1時間みっちりのクラスに参加し、とても爽やかな朝を迎えられた。講師はドイツ出身の女性で、フリーアコモデーション(滞在と引き換えに宿の手伝いをする仕組み)でこの宿に滞在していた。

タルチョが揺れる中庭

受付を抜けると、コの字型に建物が並ぶ中庭に出る。頭上にはチベット仏教のタルチョ(祈祷旗)が張られ、色とりどりの布が風に揺れている。

タルチョが飾られた中庭
カラフルなタルチョが頭上を彩る

テーブルとベンチが点在し、芝生の広場では寝転がって過ごせ、作業用のテーブル、日光浴用のマット、想い想いの過ごし方ができる広さだ。

中庭の全景
テーブルとベンチが点在する中庭
芝生の広場
マットを敷いて日光浴もできる
日光浴の人が見える中庭
昼どきの中庭の様子
モザイクタイルの敷石があるラウンジエリア
タイルの敷石が目を引くラウンジ

ドリンクを提供するバーカウンターもここに面している。ソフトドリンクやビールの冷蔵庫と、コーヒー・紅茶用の道具が並ぶ。朝には、ここで朝食が提供される。
そして、地味だが、ウォーターリフィルも無料であり、長期滞在者はもちろん、バックパッカーにも助かる。

ドリンクを提供するバーカウンター
ドリンクメニューは掲示を確認する形式

中庭は禁煙で、喫煙者は専用の「SMOKING CLUB」エリアに移動する決まりになっている。

禁煙の案内がある中庭
中庭は禁煙エリア
SMOKING CLUB、NO WEEDの表示
喫煙は専用スペースで、大麻も不可
中庭の喫煙エリア案内
案内板で喫煙エリアへ誘導される
奥に見える伝統家屋
中庭の奥に見える伝統家屋

受付から、回廊でつながる建物脇には、夜になるとランタンが灯る共有ラウンジがある。

ランタン飾りの共有ラウンジ外観
ランタンが灯る共有ラウンジの外観
建物脇の回廊
建物同士をつなぐ回廊

THE COMMON ROOM

共有ラウンジの入口には手作りの布看板で「THE COMMON ROOM」と掲げられている。

THE COMMON ROOMの看板
手作りの布看板

室内は片流れの高い天井で、片側の壁一面が窓になっていて、十分な広さがある。床にはクッション敷きのマットが並び、中庭を望みながら本を読んだり、寝転がる宿泊者の姿もあった。

コモンルームの内観
窓側は自然光が入り、奥にはテレビとソファ
多言語の本が並ぶ本棚
壁の棚には多言語の本、ホステル開業時の様子がわかるフォトフレームも並ぶ。

部屋の奥にはテレビとソファがあり、映画や動画を見ながらくつろぐスペースになっている。さらにその奥には、共有のキッチンも完備している。

テレビのあるコモンルーム
ソファとテレビを囲むスペース

左奥には、併設されたネイルサロンで施術されている。また、壁際には、ごろ寝用のクッションが積まれ、想い想いの体勢で過ごせる。

ごろ寝用クッション
積まれたクッションで自由に寛げる

共有キッチンには、シンクと、ガス2口コンロと電子レンジ、電子ケトルも完備。

共有キッチンのガスコンロとシンク
シンクとコンロが横並び

シンクの反対側には、トースターオーブンと冷凍庫があり、調味料や食器も自由に使える状態で置かれているので、自炊もできる。

トースターオーブンと冷凍庫
共有の調味料や食器も並ぶ

WiFiと作業環境

コモンスペースでのテーブルで計測したWiFi速度は爆速の310Mbps。屋外での作業も、冷房の効いた室内でのデスク作業も両方できる環境で、通信面のストレスはなくスムーズな時間を過ごせた。

中庭で計測したWiFi速度
ダウンロード310Mbpsを計測

コモンスペースから宿泊棟までの回廊

壁の一角には宿泊者が残したメッセージや手描きのイラストが貼られている。クリスマスカードや「Thank you THE YARD for having me」の一言など、Yarder(宿泊者の愛称)たちの足跡が残る。

宿泊者のメッセージが貼られた壁
メッセージやイラストが所狭しと貼られている

使わなくなった衣類やアメニティを譲り合う「SHARING STUFF」の棚もある。Tシャツ、サンダル、シャンプーやコスメの余りものが並び、空間だけではなく、モノも必要な人が自由に持っていけるシェア精神が根付く仕組みだ。

衣類やアメニティをシェアする棚
旅行者同士でモノを回す仕組み

ランドリースペースも完備しており、セルフサービス式となっていた。

ランドリールーム全景
洗濯機と乾燥機が並ぶ

料金は洗濯50THB(約250円)、乾燥50THB(約250円)。使用後は受付で支払う仕組みだ。

洗濯・乾燥の料金表
支払いは受付でと案内されている

宿泊棟

宿泊棟は平屋建てで、個室やドミトリー部屋もあり、複数の棟がある。

宿泊棟の外観
平屋建ての宿泊棟

部屋は電子キーロック式で、廊下にはキーカードのタッチ部分と靴置き台が並ぶ。

電子キーと靴置き台がある廊下
靴は部屋の外で脱ぐスタイル

泊まったドミトリー部屋のドアには「LHEN-1(เหลน-1)」と手描きされた木製プレートが下がる。

部屋名プレートと電子キーロック
部屋名はタイ語表記も併記されている

室内は2段ベッドが向かい合わせに並ぶ8人用の混合ドミトリー。各ベッドはカーテンで仕切られ、プライバシーも確保できる。

ドミトリー室の入口廊下
8人部屋ドミトリー
ドミトリー室のベッドポッド全景
2段ベッドが両側に並ぶ8人部屋
ドミトリー室を逆アングルから
もちろんエアコンも完備

ベッド下は金属メッシュの収納スペースになっていて、南京錠で施錠できる。荷物の出し入れは扉を開けて行う仕組みだ。

開いたロッカーの内部
スーツケース程度の荷物が入る十分な収納力がある

ベッドには読書灯とコンセントが備わり、枕元で充電しながら過ごせる。小さな棚もあり、メガネをおいたりもできるので、宿泊者のことがよくわかっている作りだ。

隣のベッドも見える角度
コンセントと棚があるベッド全景

厚手のバスタオルも各ベットに置いてくれている。

窓とカーテンのある廊下
廊下の奥は裏庭へ続く

宿泊棟の裏側には、洗濯物を干すスペースもあり、これも旅人としては、本当に助かる。

屋外の物干し竿
屋外の物干しスペース

水回り|シャワー・トイレ

水回りは共有。シャワーは個室が並ぶ廊下になっていて、床は明るいタイル敷きだ。

4つのシャワーと、5つの個室トイレが完備されており、慌ただしい朝でも余裕を持って利用できる。

シャワー個室が並ぶ廊下
個室タイプのシャワーが並ぶ

個室内は十分な広さがあり、緑タイル張りで、カーテンで仕切る方式。棚にはボディソープなどが置かれている。脱衣所となる空間もあるため、バスタオルや着替えをフックにかけられるので、ストレスフリーでスムーズなシャワー時間が過ごせる。

緑タイルのシャワー個室内
緑タイルが印象的なシャワーブース
シャワー個室のフックとカーテン
タオル掛け用のフックもある

洗面台とトイレは別のスペースにまとまっていて、洗面台の数も多め。共用のトイレには男性用小便器も併設されている。

共有バスルームの洗面台とシャワー
洗面台が横並びに複数ある

朝食は中庭のテーブルで

朝食は8:00から10:00まで、バーカウンターで提供される。自家製のヨーグルトとジャムを使い、食品ロス削減のため使い捨てプラスチックを減らしていたり、コーヒー豆はチェンマイ北部の地元農家から仕入れられている。

朝食案内のポスター
中庭の木の下で朝食を出す案内

実際に食べた朝食は、食パンとフルーツ(スイカ・ドラゴンフルーツ・キウイ)、自家製ヨーグルト、コーヒーのセット。バーカウンターで受け取り、中庭のテーブルで、芝生と木々に囲まれながら食事ができる。

料金・評価

項目詳細
部屋タイプDormitory 8-bed(mixed)
宿泊料金約2,630円/泊(2泊合計1,053.28THB/約5,266円)
宿泊日数2泊
特典直接予約で7%割引・無料WiFi・朝食
The Yard Chiang Mai Hostel | Stay in Lanna Style Rooms in the Old Town
Stay at The Yard Chiang Mai A quiet eco-friendly retreat in the Old Town near cafes, bars, and temples. Community, comfo…

料金は2026年5月、直接公式WEBサイトでの予約割引適用時点のもの。時期や予約サイトによって変動する。

項目評価
価格★★★☆☆
ロケーション★★★★☆
設備★★★★★
清潔さ★★★★★
リピート度★★★★★

1泊2,000円台で、チェンマイでNo.1の充実した設備と朝食がつく。また、ベッド脇の電源やウォーターリフィル、洗濯を干すスペース、SHAREING STUFF精神と仕組み、共有キッチンなど、経営者自身が旅人で、細部までゲストの旅人の心を掴む。さらには、地元コミュニティに根ざした朝食や、無料ヨガクラスと直接予約による地域支援の仕組みまで含まれる、ホスピタリティに満ちたスタッフがいるホステルだ。

長期滞在者だけでなく短期滞在者にも、すべての旅人へおすすめでき、THE YARDERになることが間違いない、チェンマイNo.1ホステルだ。

📍基本情報

名称THE YARD(บ้านญาติ โฮสเทล เชียงใหม่)
住所Prapokkloa Rd., Mueang Chiang Mai 50200
チェックイン14:00以降
チェックアウト12:00まで
部屋タイプDormitory 8-bed(mixed)
朝食8:00〜10:00
無料WiFiあり(実測310Mbps)