【チェンマイ|Old Medicine Hospital】伝説の医聖を祀る、タイ古式マッサージ発祥の学校

うつ伏せで背中の施術を受ける様子 アジア

サウナの次は、マッサージ。

チェンマイ旧市街から少し離れた住宅街に、伝説の医聖を祀るタイ古式マッサージの学校がある。
「นวดเพื่อสุขภาพ ชีวกโกมารภัจจ์/Thai Massage Shivagakomarpaj」。1962年創業で、チェンマイ北部式(ランナー式)タイ古式マッサージの発祥とされる老舗校だ。

BLOOMZ HOSTELのスタッフに教えてもらった一軒で、先に紹介したHerbal Steam Houseでハーブスチームサウナに入った、その足で向かったので、レポートする。

入口の看板とTHE OLD MEDICINE HOSPITAL

旧市街からは少し距離があるので、訪れるならグリーンバイクタクシーか配車アプリを使うのが確実だ。入口には、靴棚とウォーターサーバー、扇風機が並ぶ。先客のサンダルが何足も脱いである。

タイマッサージ学校の入口、店名看板とサンダルが並ぶ様子
入口の看板。店名はนวดเพื่อสุขภาพ ชีวกโกมารภัจจ์

建物の壁面には「THE OLD MEDICINE HOSPITAL」の英語表記もある。同じ施設の別称・通称のようで、正式名称は「Old Medicine Hospital Thai Massage School Shivagakomarpaj」。

建物の外観、THE OLD MEDICINE HOSPITALの表記
壁面に「THE OLD MEDICINE HOSPITAL」の文字
入口看板と住所番地238/1

受付|街中のスパより安い料金設定

受付カウンターには料金案内が貼られている。Thai Massageは1時間250バーツ、1.5時間350バーツ、2時間450バーツ。Oil MassageやFoot Massage、Herbal Compressのメニューもある。マッサージの学校ということもあって、街中の観光客向けスパよりも一段安い、地元価格だと感じた。

料金表の接写、Thai MassageやOil Massageの価格
料金表。チップ別との注記もある
受付カウンターと料金案内
受付カウンター。QRコード決済にも対応

受付で申し込んだのはThai Massageの1時間コース、250バーツ。会計は最後にまとめてで、施術を終えた後にカウンターへ戻る流れだった。

施設内|3F施術室へ

マッサージの学校というだけあって、建物全体がとにかく広い。階段や踊り場にはソファが置かれ、休憩スペースになっている。

階段踊り場のソファと通りの眺め
階段の踊り場にある休憩用のソファ
木製手すりの階段
木製の手すりが付いた階段。3階へ

施術ルームも一種類ではなく、床にマットを敷くタイプの大部屋もあれば、紫色のトーンで統一された、木製の高床ベッドが並ぶ部屋もある。学校ならではの部屋数の多さを感じる一角だ。

紫色トーンの高床ベッド式施術ルーム
高床ベッドが並ぶ紫色の部屋
床マット式の大部屋、施術ルームの全景
3階の床マット式の大部屋

施術体験|1時間、全身をじっくり

案内された部屋でマットに横になると、マッサージ師さんが体重をしっかりかけながら施術を始めてくれた。背中から足裏、腕や手のひら、脚のストレッチ、そして最後は座った姿勢での肩・首まわりと、1時間かけて全身をまんべんなくほぐしてもらう内容だった。

うつ伏せで背中の施術を受ける様子
うつ伏せで背中の施術中
背中の施術を続ける様子
体重を乗せてしっかり圧をかけてくれる

力加減は強め。痛気持ちいいラインをちゃんと分かって押してくる感じで、遠慮がちな観光客向けマッサージとは違う手応えがあった。

手のひらのマッサージを受ける様子
手のひらのツボを丁寧にほぐす
足のマッサージを受ける様子
足首から足裏にかけてのケア
脚のストレッチ施術を受ける様子
脚を持ち上げてのストレッチ

脚のストレッチは可動域ギリギリまで伸ばされる場面もあり、思わず声が漏れそうになった。というか、何度も漏れており、となりのお客さんにも笑われてしまった(恥。
それでも終わった後の軽さは格別で、1時間があっという間だった。

施術後にストレッチをする様子
背中を足で抑えて、腕を伸ばしてもらっているポーズ。

軟膏

施術の途中、マッサージ師さんが小瓶を取り出して見せてくれた。緑と青のラベルの、ハーブの香りがする軟膏で、タイガーバームに似た使用感だった。

ハーブ系の軟膏の瓶
施術で使われたハーブ系の軟膏

祠に祀られたシーヴァカ・コーマーラパート

屋外には、仏像とヒョウ柄の布を纏った仙人像を中心に、無数の小さな仙人像・聖者像が並ぶ祠がある。祀られているのは、タイ伝統マッサージの開祖と伝わるシーヴァカ・コーマーラパート(ジーヴァカ・コーマーラバッチャ)。

仏像とヒョウ柄の布を纏った仙人像を祀る祠
仏像と仙人像を祀る祠
学校名を示す祠の看板
祠にかかる「Thai Massage School Shivagakomarpaj」の看板

また、館内にも肖像画が掲げられていた。

タイ伝統医学の開祖を描いた肖像画
館内に掲げられた開祖の肖像画
仙人像と小さな聖者像のコレクション
祠に並ぶ仙人像のコレクション
木製格子棚に並ぶ仙人像のコレクション
木製格子棚にずらりと並ぶ聖者像

Old Medicine Hospital Thai Massage School Shivagakomarapajは、1962年に設立された北タイ様式(ランナー式)タイマッサージの元祖として、60年以上にわたり世界中から集まる生徒を指導してきた。創設者マスター・シントーン・チャイチャカンの志を継ぎ、現在は息子であるアジャン・ワサン・チャイチャカンが2代目として指導にあたっている。

出典:Old Medicine Hospital Thai Massage School Shivagakomarpaj 公式サイト

シーヴァカ・コーマーラパート自身は、パーリ仏典に登場する約2500年前の釈迦の主治医とされる伝説の医師。「タイ伝統医学の父」と呼ばれ、多くのタイの伝統的施術者が彼を祖として位置づけているという。

出典:Traditional Bodywork「Jivaka Komarabhacca」

祠パビリオンの全景
フランジパニの木に囲まれた祠パビリオン

フランジパニの木に囲まれた祠は、寺院のような静けさ。マッサージを受ける前に、ここで手を合わせておくのも良さそうだ。

隣にはShivaga CoffeeとFRUUZジュース

敷地の一角には「Shivaga Coffee」というカフェと、「FRUUZ」というフルーツジュースの店が併設されている。学校名と同じ「Shivaga」を冠しているので、同じ経営だと思われる。施術を終えて外に出たとき、FRUUZのオレンジジュースを飲もうと思ったが、あいにく売り切れだった。次に来る機会があれば、今度こそ味わってみたい。

FRUUZフルーツジュースの料金看板
FRUUZの料金看板。オレンジジュースは40バーツ

まとめ

サウナからのマッサージ。移動と暑さで疲れ切った身体には、これ以上ないコースだった。マッサージの学校ということもあって、施設は広く、マッサージ師さんも丁寧に、しっかり体重をかけながら施術してくれた。料金も街中のスパとは違い、地元の人でも通える価格設定。1時間みっちり全身をほぐしてもらったので、最後に100バーツのチップを渡した。

チェンマイでサウナとマッサージ、両方を1日で楽しみたい人には、この2軒の組み合わせをおすすめしたい。

評価

項目評価
価格★★★★☆
ロケーション★★★☆☆
設備★★★☆☆
清潔さ★★★☆☆
リピート度★★★★☆

📍基本情報

名称Old Medicine Hospital Thai Massage School Shivagakomarpaj
住所238/1(チェンマイ、通り名は現地表記からは判読不可)
料金Thai Massage 1h 250THB/1.5h 350THB/2h 450THB、Oil Massage 1h 400THB〜、Foot Massage 1h 250THB〜、Herbal Compress 1h 400THB〜(チップ別)
備考敷地内にShivaga CoffeeとFRUUZジュースの店が併設。QRコード決済対応